『野良猫と狼』11話のネタバレを含んだ感想記事です。
野良猫と狼 第11話
前回のあらすじ
ある日、祖母が倒れたと聞いた環は狼とともに、一時的に祖母がいる村に戻りました。
これまで環に冷たい態度をとっていた祖母でしたが、実は環の知らないところで里親を探してくれていたのです。
そのことを知った環でしたが、「それでも狼のもとに居続けたい」と思っています。
しかし狼は「…分かれよ」と言いキスをして2人の訳あり同居生活は解消してしまいました。
今回(11話)のあらすじ
話は狼の幼少期のエピソードから始まります。
猫を飼いたがっている狼ですが、狼のお母さんが反対します。
誰かが猫を守ってやらないとと思った狼は、牛乳を持ち野良猫がいるところに向かいますが、猫は保健所に引き取られていました。
大家さんのような人が「保健所に連絡するのも手間だし、もう餌付けしないでね」と言います。
以下はいまの時代に戻ります。
環のお父さんの旧友夫婦の家で目を覚ます環。狼と同居を解消してから2週間経っていました。
環はスマホを持っていないこともあり、狼とは一切連絡を取っていません。
片道2時間半かけて今までと同じ学校に登校し(すごい・・)、友人に「狼さんと会わないの?」と聞かれますが、「会ったら戻りたくなっちゃいそうだし・・」と返します。
環は狼が自分を守ろうとしてくれていて、別れを告げられたことをちゃんとわかっていました。
2時間半かけて居候先に戻り、『あったかいご飯と、朝起きて夜に眠る家、私とお父さんが暮らしていくはずだった町、きっとここが正しい場所』と考えるようにしていますが、やはり寂しそうです。
「狼が泣いてないかな…」と心配する環。
一方バンドメンバーとの食事中に大爆笑している狼。寂しさを隠そうと無理に楽しそうにしている狼の姿を見て、世莉はイラついています。
飲みすぎて酔いつぶれた狼は世莉とタクシーに乗っています。
狼はウトウトしながら、世莉が着ていたコートを環の髪と間違えてコートを抱きしめていますw
世莉は「狼くんはやなことがあると無理に明るくするタイプだったんだね。かっこわるい。」と言い、
狼は「あいつの身になればどう考えてもこれ(別れたこと)が正解だ」と返します。
しかし世利は「狼くんの口からそんなまっとうな人間みたいな言葉が出てくるなんて見損なった。偉そうに正解って言ってるけど、もしタマちゃんが泣いてたらそれは不正解なの!」と言い放ちタクシーを降りていきました。
お皿洗いのお手伝いを終えた環は居候先のおばさんからスマホをプレゼントしてもらいます。
スマホをもらって固まってる環に対し、おばさんは「すぐ電話したい人でもいるの?」と尋ねます。
すると急いで自分の部屋に戻り、ギターのピックに書いてある狼の電話番号に電話をかけました。
狼はライブの直前でしたが、環からの電話と知り、急いで控室から出ていき電話に集中します。
何気ない会話をしている2人でしたが、狼の笑い声を聞いていると
「やっぱり狼のとこに帰りたい」と環は言ってしまいます。
バンドメンバーが狼を呼びに来たので、そのまま環は電話を切りました。
狼の電話の相手が環だと察したメンバーは
「まさか迎えに行こうなんて思ってないよね。あの子を助けたいのは分かるけど、何か起きた時に居場所をなくすのは狼のほうだよ」と言い放つのでした。
ライブが開始し、狼は演奏中もずっと環のことを考えていました。
狼に帰りたい発言をしてしまった環は、朝まで眠れず、海辺に散歩に行きました。
電話してしまったことを後悔しています。
『会わなければ平気だと思ってたのに、声聞いたら全部思い出した。部屋のにおいも、夜の騒がしさも、狼が帰ってくる足音も・・狼のギターまた聞きたいな・・・』
その瞬間、環の後ろから聞きなれた足音が聞こえてきます。狼が会いに来てくれた!!
環は満面の笑みで狼に飛びつき、「なんで?」と狼に尋ねました。
「お前が帰りたいって電話してき‥ーーいや、お前いなきゃダメなの俺の方っぽい。そばにいてくれる?」と言いながら環を抱きしめる狼。←セリフかなり割愛しています。できれば本誌で読んでほしい!
『間違いでも正しくなくても由許されなくてももういいよ。こんな私を必要だって言ってくれるなら』と思いながら「じゃあそばにいてあげるね」と返す環。
感想
無事に2人の仲が戻りました!!あーよかった。
狼、環のことめちゃくちゃ好きやん(笑)
個人的には狼にガツンとダメ出ししてあげる世莉が本当にいい子だと思いました。
「タマちゃんが泣いてたらそれは不正解」は名言だと思います!
次回以降は環は東京に戻りそうですね。
無事に2人の仲は戻ったけど、これから2人が一緒に居続けるにはまだまだ課題がありそうな気がします。
そんなわけで11話の感想終わりです。
ちなみにミユキ先生はこの話を作成中DISHの「猫」をずっと聴かれていたそうです。みなさんも聴きながら読むとより楽しめるのではないでしょうか?
それでは、読んでくださりありがとうございました!