『暁のヨナ』220話・221話・222話のネタバレ付き感想記事です。(コミックス38巻収録)
暁のヨナ38巻(220話・221話・222話)のネタバレと感想
前回(第219話)あらすじ
ついに南戒軍との戦が開始。
四龍は敵軍の投石攻撃を防ぎながら、投石機を破壊。
石の代わりに投げ飛ばされそうになっている高華国軍の捕虜を救出するため、四龍は独断で敵陣へ向かい…。
第220話「打っ壊せ(ぶっこわせ)」
ジェハ達の援護をするために増援をお願いするヨナ。しかし、スウォンは反対。
反対されても捕虜を救出しようとするヨナを見て、スウォンは「やはり貴女はイルの思想を継いでいる。戦場につれてくるべきじゃなかった」と言いだして…。
一方、南戒軍のクラウ将軍と兵士達は、引き続き投石器で捕虜を投げ飛ばそうしています。
救出に向かうジェハとキジャに弓矢が降りかかり、キジャはジェハを庇って手を負傷。
ジェハが投石器を破壊し、そのまま一人でクラウ将軍達と戦いますが、顔を攻撃されてしまって大ピンチ!
そこにシンアとゼノが合流し、シンアの目の力でクラウ将軍以外の敵は倒れます。
ジェハ達が話していると、クラウ将軍がゼノを串刺し攻撃。四龍はもうみんなボロボロ‥。
***
その頃、高華国軍ではスウォンが戦況を確認中。
投石攻撃は止まったが、捕虜達が戦場に取り残されていることを知ったヨナ。救護班を出すようスウォンに頼みますが、またも拒否…。
そのタイミングで現れたのはグンテ将軍と阿波の集団。
ヨナに「自分たちにその役目を任せてほしい」と申し出ます。
グンテ将軍はヨナに金州と阿波を救ってもらった件などについてお礼を言います。
スウォンには、戦が終わり次第将軍を退く意向と、救護に向かう許しを乞います。
そのやりとりを横から見ているケイシュク。スウォンの命令に背いてもヨナを支持する者がいることに不安を感じていそうです…
第221話「ただ心が向かう場所」
スウォンの幼少期の回想から開始。
亡き父ユホンが盤上を使ってスウォンに戦術を教えています。
ー冷静に盤上を見ろー
ユホンは戦場にいる兵士たちを『人』と思わず、『駒』として見ること。いかに駒を前進させられるかだけを考え、たとえ戦場に友人がいようと、いらない駒であれば即捨てるよう伝えています。そうしなければ高華国全土が地獄を見る、と…。
ユホンの教えのとおり、スウォンは自陣の弓隊を動かし、グンテ将軍・四龍・捕虜達がいる場に矢を放つよう命じます。
流石のケイシュクもためらっていますが、スウォンに迷いはない。(←しかし本当は多少迷いもあり、冷静に盤上を見ようと必死でした。)
***
弓隊が攻撃態勢に入っていることに気づいたキジャ。四龍全員が捕虜達の救出に急ぎます。
その様子を遠くから眺めているヨナ達。
自分たちが信仰する四龍に矢を放たれ、兵士達もひどく動揺しています。
スウォンとヨナが再び決別し、四龍を信仰する兵士達もヨナ派に傾くのではないかー…。ケイシュクは不安を覚えます。
発作が出てふらつくスウォン。ヨナが肩で支えます。ヨナは兵士達に「四龍は大丈夫」と声を掛けます。
四龍達を見捨てたにも関わらず、ヨナが自分を支えてくれたことが不思議でならないスウォン。
これをきっかけに、スウォンはハクや四龍達を駒として見捨てられないという自身の想いに気づきます。
一方、(四龍達と反対側にいる)風の部族は弓隊の攻撃のおかげで戦況が好転。
一気にたたみこもうとするも、南戒軍のさらなる援軍(+将軍)が来ていることに気づきます。
スウォン達にも援軍の情報が入りますが、スウォンは発作のため指示が出せない。ヨナは覚悟を決めて…。
第222話「肩を並べた日」 ようやくハク登場!!
ヨナは風と火の部族の後退を提案。スウォンも賛同したので、ヨナはケイシュクに風と火の部族の後退+弓兵の援護を指示します。
ヨナの素早い判断に感心する高華国軍。順調にいったのも束の間、南戒援軍からの投石攻撃を受けた風の部族側の弓兵は半数壊滅状態に…。
責任を感じるヨナに声をかけようとするスウォン。しかし、「自分の言葉ではヨナは救われない…」。ハクのことが頭によぎります。
再び投石されそうになったところで、突然投石器の縄がプツン。南戒のカジ将軍は切れた縄を見て、誰かが意図的に切ったと気がつきます。
一方、後退中の風の部族。自分たちの背後から南戒援軍に回り込まれていることに気が付きます。
後列を守るため、一人で敵陣に乗り込むヘンデ。
絶体絶命になったところで、南戒軍の一人の兵士が自陣の兵士達に向かって次々と攻撃を始めます。
自称新人の兵士は「初めての戦場で間合いが分からない」と言って、槍と旗の二刀流で大暴走w
カジ将軍は新人兵士の頭の防具を破壊。
新人兵士の正体は、もちろんハク!!!!!!!!!
感想
待ってましたー!!!おかえりハク!!!!
登場の仕方がかっこよすぎる!そしてハクらしい言い回しに笑いました。
スウォンの代わりに手早く戦術を組み立てたヨナも素晴らしかった。
この3話は南戒軍に攻められ非常にしんどい展開でしたが、この空気を一変させたハクはさすが!
ハクが生きていることを知ったらヨナとスウォン率いる高華国軍は一気に士気が高まること間違いなし。
次回はハクとカジ将軍の一騎打ちかな?久々の出番だし、かっこよく戦ってくれることを期待!
読んでくださりありがとうございました!